4週間前の今日、サーさんが誕生しました
早いもんですねぇ
私の身体に問題が多くて、
出産前からいろいろな事があったけど、
「安心しなさい。私が守りますよ」
っていう、誰が言っているのか分からないけど
暖かで、優しくて、それでいて、重みのある声が
何度も私の耳元で聞こえてました。
そして、6月のある日、
夢(?)でカレンダーらしきものが出てきて、
26日の日付のところに丸印がしてある。
それから、10、4/7とメモ書きみたいなのが見える。
よく分からない夢(?)だったのでそれほど深くは考えませんでした。
考えろよ
お腹の子供の成長が悪い(体重が軽い)ってことと
私の子宮も限界に近いってことで
先生に「このままお腹の中に入れておくよりは
早めに出してしまって、お腹の外でおっぱいなりミルクで大きくした方が良い」
って言われて、7月18日に入院をして
促進剤を使って出産する流れだった。
でも、ベッドに空きがないのと、
その日、陣痛が来ている妊婦さんが3人いたこと、
さらに、出産中の人が2人いたことから、
病棟ではてんてこ舞いの忙しさ。
私の場合、今すぐ出してしまわなければいけない
という切羽詰った状況ではなかったので、
「来週まで待ちますか・・・」という先生の判断で
翌週に持ち越しとなった。
次の週の検診で、
内診を受けている時、先生が思わず
「あ~っ」と叫んだ。
すでに、子宮口が4cm広がっていて、
これはもう、無条件で入院となり、
ベッドも1つだけ空いていた。
まさかそんな状況になるとは思っていなかったので
入院に必要なものなど持って来ていない。
それを伝えると、
「もう子宮が4cmまで広がってるから、
何があるか分かりませんよ」
って言われたけど
何かあれば、すぐに引き返してくるという条件で、
一旦帰宅することになった。
荷物を持って再び病院へ。
病院に着いて、まず、陣痛室へ案内され、
そこで、パジャマに着替え、
まずは、内診。
子宮口が6cmにまで広がっていた。
でも、お腹の張りとか痛みは全く感じていない。
「早ければ今夜、遅くても深夜には産まれそうですね」
って言われて、
病室へ案内された。
1時間ごとに、助産師さんが見に来てくれる。
「どうですか?お腹の張りとか、痛みはないですか?」
全くない。
夕方になって、主治医が病室に来て、
「どうですか?」と聞く。
「変わりありません」って答えると、
「微弱陣痛かもしれませんね・・・。
今晩、この状況に変わりなければ、
明日、促進剤を投与させてもらいますね。
いいですか?」
「はい」って答えるしかないやん・・・。
なるべくなら使いたくないけど・・・
夜になっても1時間ごとに、
「赤ちゃんの心音聞かせてくださいね」
と、様子を見に来てくれる。
そうこうしてるうちに朝になった。
午前6時ごろから、
何となく、お腹に張りを感じ始め、
それが定期的になってきた。
時間を計ってみると、3分間隔。
これが陣痛ってやつか?
と思っていると
助産師さんが
「どうですか?まだ変わりないですか?」とやって来た。
お腹の張りが定期的に3分間隔くらいに来ることを言うと
「ちょっと、確認させてくださいね」と言い内診。
「子宮口、かなり広がってますよ。8cmくらいになってます」
と言われ
「陣痛室に移動しましょうか。行けますか?」
ってことで、陣痛室へ。
そこには、ひとり、陣痛に耐える妊婦さんがいた。
陣痛室で赤ちゃんの心音を確認するために機械を付けられた。
となりのベッド(カーテンで仕切ってある)では
苦しみ悶える声が聞こえてくる。
一方私はと言うと、
定期的な痛みはくるものの、
悶え苦しむほどの痛みではない。
でも、確実にお産は進んでいるようで、出血が始まった。
しばらくして「どうですか?」と主治医が来た。
「出血してるみたいだし、お腹の張りも1分間隔くらいになってます。
でも、それほどの痛みは感じません」と言うと、
「内診させてくださね」と言い、内診。
「やっぱり、微弱陣痛ですね。子宮口が全開してますよ
分娩室に移動しましょう」と言われ
助産師さんになにやら指示をしていた。
分娩室に向かう途中、助産師さんに
「となりのベッドの人は、あとどれくらい?」と聞くと、
「まだまだ掛かりそうですね。まだ、子宮口が5,6cmしか開いてませんから」
えぇ~っ!5,6cmの開きであの苦しみ方?
私はどんだけ微弱な陣痛やねん・・・と思った。
そして、いよいよ分娩台へ上がった。
時間は8時26分。
ほどなくして、点滴開始。
徐々に痛みは増してくるのの、そんなに苦しいほどの痛みではない。
それでも、子供はガッツリ下りて来ている。
そして、痛みがMAXに達すると同時に破水。
やっと、破水した。
「お腹の張りと共にいきんで下さい」と言われて
いきもうとした。
体に力が入らない。
「しっかり、呼吸してくださいね。赤ちゃんに酸素が届きませんよ」
そんなことは分かってる。
でも、体に力が入らないどころか、声すら出ない。
何でや?おかしいやん!?
って思っていると
血圧を測られた。
「だ、大丈夫ですか!?頑張ってください!!」と、
ちょっと焦り気味の助産師。
そして、ワラワラと人が増え、何事!?と思っていると
「先生呼んでください!」の声が聞こえた。
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